伝えることと祈り

2019.12.9【No.159】

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人に大切な話を真剣に伝えるとき

 

その会話は

祈りにも近いなと思うことがあります。

 

相手にどう思われようが

どういう結果になろうが

わたしは伝えることを選択する。

 

もちろんそれは

ただただ相手を思うが故だったり

関係性を良くしたいがため。

 

 

以前も「祈る」というタイトルで書きましたが

 

 

「祈る」とは本来「意宣る」と書きます。

それは自分の意志を宣言する決意表明。

 

そして

誰かのしあわせを祈ることも

その人のしあわせを信じきる

自分であることへの

決意表明なのではと思うのですよ。

 

 

 

人ってね

会話から何を受け取るかは

 

それぞれだなぁと

最近つくづく思います。

 

文章から受け取るものも同じですよね。

 

 

事務的な感じで

言葉をストレートに受け取るタイプの人もいれば

 

話の全体の流れや雰囲気を感じるタイプの人

 

心の機微を受け取るタイプの人もいます。

 

それを主観で捉える度合というのも

それぞれだなぁと感じます。

 

もしかしたら

経験の幅広さや

心の成長具合も関係する部分も

あるかもしれませんよね。

 

 

また

楽しさを重要視する人なら

楽しさを表現している部分に注目しやすいでしょうし

 

真剣さを重要視する人なら

真剣さを表現している部分に注目しやすかったり

というのもありますね。

 

そもそも

人の話を真剣にすべて受け取り

ちゃんと理解しようとするのは

集中力がかなり必要にもなります。

 

 

こんなふうに

どういう受け取り方をされるかは

わからない訳ですよ。

 

 

 

だからこそ

人に大切な話を真剣に伝えるときは特に

「伝わらなくてもいい」

という覚悟をもった上で

 

相手の理解を確認しながら

心を込めて

伝えたいことを

伝わるように話す努力をすることが

大事なのではないかと思うのです。

 

相手のしあわせを信じながら。

 

 

これは簡単なようで

意外に難しいこと。

 

 

 

でもね

 

その真剣さを

受け取ってもらえた時

 

それはそれは美しい輝きを

もたらすこともあるのです。

 

 

 

 

 

それでは今日の質問はこちら

 

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あなたが人との会話で

大切にしたいことは何ですか?

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よかったらご自分に

この問いを投げかけてみてくださいね。

 

あらためて問うことで

人生が少しだけ豊かになるかもしれませんよ。