人のため?

2020.2.11【No.223】 

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「人のために何かをしたい」

「人の役に立ちたい」

 という気持ちがあるって

すばらしいですよね。

 

 

日本人は特にそうかもしれませんが

そこに美徳を感じやすいので

そうあることに価値を置いて考える人も

多いかもしれません。

 

でもわたしはこれね

結構危険だなと思っています。

 

子供の頃から

人の役に立つことに対して褒められ

そうあるべきだと育てられると

 

単純に

そう進むことが正解だから

正解の道を歩もう

と思うでしょう。

 

それならまだしも

人の役に立たない自分は価値がない

と思いこんでしまう場合も

あるかもしれません。

 

 

わたしの場合

空気が読めなかったり

感違いが多かったり。

で、正直になると人を傷つけてしまったり。

 

「人と上手に接することができないなぁ」

と思いながら育ってきました。

 

上手に接することができないってことは

人に対して優しい人になれないし

役にも立たないというレッテルを

自分で自分に貼るわけです。

 

そしてそのうち

「これなら役に立てる」と自分で思う部分を

一生懸命やるようになりました。

 

基準が

「役に立たなくて価値がない自分」なので

価値を足さないといられないんですよ。

 

だから

家事とか人のフォローとか

できる女でしたね(笑)

 

でも今わたし

どんどんうっかり度が増し

しっかりさん具合は影が薄くなり

人にフォローされまくってます。

 

これね

わざわざ価値を足す必要がなくなったからです。

 

それは

コーチだからとか

人の役に立てるようになったからとか

思っているわけではありません。

 

ひと言で言えば

「自分を生きるようになったから」

なんですよね。

 

自分を生きようとすることで

無理してがんばっていた部分がわかり

 

そこではなく

本来の自分が求めることに

向かいたくなります。

 

結果

空気読めなくても

感違いが多くても

うっかりが多くても

人と楽しく付き合えるし

人が寄ってくる。

 

人のためになることが

わたしの純粋な欲求だったんだ。

っていう

しあわせな世界にいます。

 

 

スタートは

人のためではなく

 

自分にとことん向き合うことです。

 

 

自分を大切にすることです。

 

人の価値観にがんじがらめになっている

自分に気付くことです。

 

それなくして

本当に人の役にたつことは

出来ないんです。 

 

 

 

 

 

 

それでは今日の質問はこちら

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あなたが大切にしているその価値観は

本当に本当に

あなたが純粋に大切にしたいものですか?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

よかったらご自分に

この問いを投げかけてみてくださいね。

 

あらためて問うことで

人生が少しだけ豊かになるかもしれませんよ。