離婚物語~前編~

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今日は

わたしの離婚経験を

お話ししたいと思います。

 

 


私ね、数年前に離婚を経験しています。

 


だんなさんは楽しい人で

まじめで我慢強くもあり

だけど少し精神的に弱くて

お酒に飲まれてしまうタイプでした。

 


私たちの間には、残念ながら

子供が授からなかったのですが

そのことで私たちは二人とも

とっても苦しみました。

 


私は私で

がんばってもがんばっても

妊娠できないこと。

 

そして

一番味方になってほしい

だんなさんからも

子供ばかりを望まれることは

苦しくて悔しかったです。

 


だって私自身を

愛してほしいじゃないですか。
やっぱり「おまえが居てくれればいい」

って言ってほしかったです。

 


彼のほうはおそらく

親族や友達からのプレッシャーの中
子供さえできてくれれば幸せになれるのに

という思いに苦しんでいたことでしょう。

 


だけど優しいから

子供のできない原因を

私のせいにもできず

ぶつける場所がなかったのだと思います。

 


だからお酒で紛らすしかなくて

年々、体調にも
影響が出るようになりました。

 


その上、飲みに出掛ける度に

何も起こらずに

無事に帰ってくることが

少なくなっていったんです。

 


迎えに行っても

その場所にいないことなんて当たり前。

 


何度も警察にも迎えに行ったし

車の中で殴られながら

帰ってきたこともありました。

 

 


人の心ってね

壊れるんです・・・

 


それを私はただ

必死に耐えながら見ているしか

できませんでした。

 

 

私のほうは徐々に

強くなっていっていたかもしれません。
私がしっかりしていないと

彼を支えられませんから。

 
だけどもうお互い

限界が近づいてように思います。

 


そんなある日ふと

本当にふとした瞬間にね


「あ、私が彼のことを

ダメな人って決めつけていたのかも」

 

っていう気持ちがよぎったんです。


「私がダメなだんなさんを

作っていたんだ」って。

 


思えばそれまで私は

「子供さえできれば」

という願いとは裏腹に

 

この生活から逃げたい…
離婚したい…と

確かにそう思っていました。


だけどね

それとともに

もしかしたらそれ以上に

いつも心の中にあったのは


「私がこの人を楽にしてあげたい」


「自信をもたせてあげたい」


そして

「こんな苦しい思いをするのは

私の修行なんだ」

 

っていう気持ちでした。


「私が」「私が」っていう思いで

いっぱいだったんですね。

 


それが

そのふとした、たった一回の

「私がダメなだんなさんを作っていたんだ」

っていう気づきで

急展開が訪れました。

 


それまでと何も変わらない生活の中

彼のほうが急に別居したいと言い出し

 

それをきっかけに

新婚当初のような笑顔が

私たちふたりに戻ったんです。

 


それはまるで

今までの苦しみが嘘のように

お互いの呪縛が

すーっと解けたようでした。

 


今思うとおかしいですよね。
それでも別居はやめず

仲良く引っ越しの準備を

したんですから。

 

 

~後編へつづく~

 

 

 

 

 

 

それでは今日の質問はこちら

 

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勇気が10倍出たとしたら

誰に、何を伝えたいですか?

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よかったらご自分に

この問いを投げかけてみてくださいね。

 

あらためて問うことで

人生が少しだけ豊かになるかもしれませんよ。