切磋琢磨

2019.12.14【No.164】

みなさん「切磋琢磨」って

どういうイメージですか？

語源を調べてみると

中国最古の詩集から来ている言葉で

「切」は獣の骨や象牙を切り刻むこと

「磋」は玉や獣の角を磨くこと

「琢」は玉や石を打ち叩き美しく整形すること

「磨」は石などを擦り磨くこと

細工師がそれらを加工することで

輝きを放つことだそうです。

そこから

「学問や精神

また人格や道徳心を磨き

仲間同士で励まし合いながら

お互いが相互に向上すること」

という意味が生まれたようです。

わたしの「切磋琢磨」のイメージは

「同じ志を持つ仲間と

励まし合ったり競い合ったりしながら

向上する」

くらいの感じだったのですが

語源を知ったいま

「仲間との関係性の中で

もともと持っている資質を磨き合い

より自分らしい魅力や力を発揮する」

ということなんだなぁと

イメージがガラッと変わりました。

この「仲間」が何かと言うと

仕事など同じゴールに向かうチーム

はもちろん

大きく考えると

人生で関わり合う

「友人」や「家族」も

そうですよね。

周りの人との関係性の中で

ぶつかって削られることで

角が取れ

なめらかになり

それでやっと

内に持つ光が

見え始めるのです。

よりしあわせに生きるための情報は

本やネットで

いくらでも学べます。

でも

それを活かすためには

仲間との切磋琢磨が必要だと思うのです。

波風たたないように接することも

もちろん思いやりですよね。

これも前提として必要なことです。

でも「向上」や「成長」という意味では

違う考えや個性を持つ仲間が

認め合い

励まし合い

その上で

時には

価値観にひびを入れられるような

衝撃を与え合うことも必要かもしれません。

自分を隠すように覆っていた古い価値観に

ひびを入れてもらえるんです。

こんなありがたいことはないですよね。

これができるのは

愛を前提として持ち

信頼し合ってこそです。

そんな仲間が

あちこちで

増えたら嬉しいですよね。

それでは今日の質問はこちら

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あなたには

切磋琢磨できる仲間がいますか？

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よかったらご自分に

この問いを投げかけてみてくださいね。

あらためて問うことで

人生が少しだけ豊かになるかもしれませんよ。